朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
七十二候の59候目、小雪の次候。
ますます勢いを増す北風が木の葉をなぎ払うように落とす頃。
令和7年は11月27日から12月1日まで。
朔はついたち(はじまり)を表している。
方位の始まりは北なので、朔風は北風のことになり、冬の季語である。
だんだんと寒くなってきて落ち葉も増えてきた。
落ち葉を踏みながら歩いていると、そのカサカサという音と落ち葉の匂いが
1年の締めくくりを知らせてくれるようでとても「おかし」と思う。
冷たい空気が世の中を満たしてくると、却って人の温かさ、命の温かさを感じる気がする。
これはこれで、とても面白いものだと思うのでやはり冬も好きだなあ。