10月8日、今日は何の日
寒露
二十四節気の17節目。
朝夕の草木に冷たい露が宿り、寒さを感じはじめる頃。
令和7年は10月8日から10月22日まで。

仕事がら帰宅時間が真夜中になるのだが、肌寒くてたまらん。
日中は半袖でも事足りるが、上着一枚ないと不安になるこの頃である。
秋も残り一月たらずとなると、夜寒という言葉が相応しい日が多くなる。
ここで腹を出して寝たらきっと風邪を引くし、
これくらいの季節から流行性感冒なども増えていくのが風物詩だ。
だが、それとともに秋のよい香りが流れてもくるので
なかなか嫌だ嫌いだとならない面白い時期だと私は思う。
鴻雁来(こうがんきたる)
七十二候の49候目、寒露の初候。
冬越しのために北から雁の群れが日本へ渡ってくる頃。
令和7年は10月8日から12日まで。
鴻雁北(こうがんかえる)と対になる七十二候。
大空に群れをなして綺麗に整列して飛ぶ姿を学生時代に見たが、
古の人もこれを観て歌を詠んでいたのかと感動した覚えがある。
この雁の飛ぶ姿を雁行といい、戦の陣の名称にもなっている。
雁は前を飛ぶものが後ろを飛ぶものの風よけになって守るそうで
後ろの方に雌や幼いものを配置するという。
自転車競技などにも見られる手法で
集団でひとつのことをなすために協力するということは
どんな生きものでも変わらないんだなあ、と感慨深い。