寒蝉鳴(ひぐらしなく)
七十二候の38候目、立秋の次候。朝夕の涼しい頃合いに蜩が閑かに鳴く頃。令和7年は8月12日から17日まで。
ヒグラシといえば「かなかなかな…」と、どこかさみしいような、
かなしいような鳴き声を響かせるセミである。
殊に夕闇が迫るころの鳴き声は日が暮れていくさみしさも相まって
余計にそんな感傷を思い起こさせる存在である。
子供の時分はこの声が耳に入りはじめると、
「夏休みがもうすぐ終わっちゃう」とかなしくなったものである。
じゅくちょーはセミの中ではこのヒグラシが一番好きである。