今日は何の日
立秋(りっしゅう)
二十四節気の13節目。暑さが極まり汗がにじむが、だんだんと日も短くなっていき秋へと動き出す頃。令和7年は8月7日から8月22日まで。

秋という漢字の禾は穀物を表していて、火はそれによってくる虫を追い払う火説、稲を干すためにつける火説などがある。秋とは本来穀物の実る時期を表すのだが、最近の人は暑いというだけで秋ではないと感じているきらいがある。昔見た田園風景を思い出してもこれくらいの時期に黄金の穂が垂れていたような気がする。そう考えてみると、暑かろうとなんだろうとやっぱり立秋なんだと思う。
涼風至(すずかぜいたる)
七十二候の37候目、立秋の初候。暑い日が続く中にも朝夕の涼しいが吹く頃。令和7年は8月7日から11日まで。

毎日暑いとはいえ風が吹けば汗で濡れた体も気持ちよさを感じる。
朝夕ならば気温も下がっているのでより涼しく感じる。現代社会だとこういう自然から感じられる有り難さを忘れがちだ。快適な暮らしは確かによいのだが、その一方で不快を増やしているともいえる。もともとあって当たり前のものですら嫌忌するようになってしまうのは、果たして正しいことなのだろうか。たまにはそんなことを考えてみるのはよいんじゃなかろうか。