運動会

塾生に誘われたので、ご近所の小学校の運動会を観にいってきた。

曇り空ではあったが、暑くなりすぎず子供たちにはよかったのではないだろうか。

応援団を務めていた塾生は競技の間中ずっと楽しそうに笑っていたのが印象的だった。

普段からよく笑っている子ではあるが、塾で勉強しているときとはまた異なる活き活きとした表情。こういう普段の姿を見られる機会はとても有り難いものである。

こういう機会を奪ってくれたコロナ禍は本当に厄介だ。早く全面解禁となってもらいたいものである。

学校によって運動会の進め方にも特徴があってなかなか面白い。今回の小学校は人数が多いためか、表現と競技を混ぜて行なうという他ではあまり見ないやり方をしていた。時短のための知恵なんだろうが、誰が考えたのだろう、というどうでもよいことが気になった。

それはさておき、懸命に走って踊っている児童の姿はやっぱりよいものだ。学年を重ねるごとに上手くなっていく表現、速くなっていく足、そういう成長が見えることに私でさえ心にくるものがある。学校の先生や保護者の方々からしたら、どれほど感慨深いものなのだろうか。きっとたまらないんだろうな。

会は恙なく終わり、結果としては赤組が勝った。優勝が告げられた瞬間に晴れ間がのぞき、お陽さんも祝福して顔を出したような感じでこれもまた面白い瞬間だった。

閉会式では全校生徒代表で塾生が締めの言葉を述べていた。

緊張しただろうに、いつもと変わらぬはきはきとした元気のよさを発揮しており、見ていて感動してしまった。最近、涙腺緩くなってきたなあ。